石に惹かれて時空を翔る
開催日：2019年6月22日
【講師の青木正博先生のコメント】
1,971年（昭和46年）夏に西和賀町（旧和賀郡湯田町）に東京大学理学部地学科の学生として卒業論文の研究で訪れる。
当時の土畑鉱山は、日本の産業と市民生活を支える銅、鉛、亜鉛の鉱石を生産する重要な鉱床として注目されており、精密な調査が求められていた。このため、約２ヶ月の間、小鬼ヶ瀬川流域を中心とした現地調査と、土畑鉱山の入坑調査を行う。
入坑調査においては、探査室の一角に机を置き、地質調査、測量、採鉱を担当する技師から日々坑内作業のアドバイスを受ける等、鉱山関係者からの多大な助力を受けた。
その後、1976年（昭和5１年）に60年以上にわたる鉱山の歴史を閉じたが、閉山までの鉱山活動の全行程を見届けることのできた貴重な鉱山である。
稼働時の坑内の作業環境を守る排気設備、排水設備、鉱石を運搬する巻上機や電車など、様々な鉱山設備の往時の姿は、今でも鮮明な記憶として残っている。
詳細データ
- 開催日
- 2019年6月22日
- 開催時間
- 13：30～16：30
- 開催場所
- 西和賀町文化創造館 銀河ホール
- 連絡先
- 西和賀町観光協会
TEL:0197-81-1135 FAX:0197-81-1136